令和7年4月からの当院の診療について

令和7年4月から
産科(妊婦健診・分娩)はもちろんですが、婦人科診療のさらなる充実を図ろうと考えております

(1)水曜日の午後の外来診療の終了時間を17時30分に延長
月曜日、水曜日、金曜日の外来診療の終了時間が17時30分となります。(火曜日は従来通り17時00分まで)
お仕事が終わってから、学生さんが学校が終わってから、少しでも通院しやすいようになればと思います。

※当院は、いつでも患者さんのご都合で自由に受診していただけるよう、予約制ではなく受付順になっております。
ご自分のライフスタイルにあったお時間に来院してください。
※予約制の場合、「受診希望の日の予約の枠がいっぱいで診察を受けられない」、ということもあり得ます。当院ではそのようなことはありません。

(2)以前からお問い合わせが多かったプラセンタ治療や高濃度ビタミン点滴を始める準備をしております。
以前から当院で積極的に行っているホルモン補充療法(HRT)とプラセンタ治療の両方のメリット・デメリットを十分ご説明し、患者さんが選択できるようになればと考えております。

※ホルモン治療にご不安がある方は、漢方療法やサプリメントによる治療をご提案します。

(3)思春期の方の治療にさらに力をいれてまいります。
生理痛(月経困難症)や月経前緊張症(PMS)などにより、大事なテスト(受験)や部活動など学校生活が妨げられるケースが多々あります。
当院では以前よりホルモン療法に力を入れております。
LEP(いわゆるピル)は、1種類の薬を使うのではなく、患者さんごとに一番合っていると考えられる薬を、患者さんの状態やライフスタイルにあわせてご提案いたします。そのためにはまず患者さんから丁寧にお話を伺い、薬に関して十分ご説明いたします。ご不安やご心配なことは何でも医師にお話しください。

また、当院ではLEPと同等、むしろ月経困難症に対するホルモン治療の第一選択としてジエノゲストという薬もご提案しております。
<ジエノゲストの利点:LEPとの違い>
①血栓症の心配がない=誰でも使用できる(もちろんお母様も使用できます、親子で飲まれるケースも多いです)
②月経(生理)が来なくなる=子宮や卵巣を守る効果が高い
③鎮痛効果が高い
④ホルモンの変動がない=月経や月経前の不快な症状がフリーになる
⑤自分の女性ホルモンはやや抑えられるのみ=月経が来なくても更年期や閉経になるわけではない
⑥LEPは時々使い始めのときに吐き気の副作用があるがジエノゲストは頻度が少ない
詳しくは、外来で医師までご相談ください。

思春期の方には内診は行いません!! お話とお腹の上から行うエコー検査(超音波検査)のみです。ご安心ください。
※LEP、ジエノゲストともに保険適応の薬剤です。
※副作用への対応はいつでも行います。

(4)漢方療法
副院長はしずおか漢方塾=静岡厚生病院 中山毅先生による漢方薬の勉強会などに積極的に参加し漢方療法を日々学んでおります。

我々は主に西洋医学に基づき医療を行っております。
しかし、「今の医学で治らない」、「病気とは言われていない」、「今の医学では腑に落ちない」、そのようなことが少なからずあります。
そのようなときに、東洋医学の漢方薬が西洋医学の補完医療として役立ちます。

産婦人科では、冷え症や月経困難症(生理痛)、月経不順、月経前緊張症(PMS)、更年期症候群(ほてり、のぼせなど)、不妊症・不育症・排卵障害の体質改善、浮腫(むくみ)、貧血症状、頭痛、肩こり、めまい、精神不安(イライラなど)、不眠、肌荒れ・にきび、便秘症など、漢方薬を多岐にわたり使用します。アンチエイジングにおすすめの漢方薬もあります。
※漢方薬を複数組み合わせて治療することもあります。
※症状が出たときに頓服にて即効性が期待できる漢方薬もあります。
※他院、他科で治療がうまくいっていないケースもぜひ一度当院にてご相談ください。

その他、新たに始めたいと考えていることが多々あります。(不妊治療、ワクチン、婦人科検診など)
今後も情報を発信してまいります。ホームページや院内掲示をご確認ください。

PAGE TOP