中学生・高校生で、生理痛(月経困難症)や月経前緊張症(PMS)、不正出血などにより、大事なテスト(受験)や部活動など学校生活が妨げられるケースが多々あります。当院では以前より思春期の方へのホルモン療法や漢方療法に力を入れております。
LEP(いわゆるピル)は、学生さんごとに一番合っていると考えられる薬を、学生さんの症状やライフスタイルにあわせてご提案いたします。(含有しているホルモンにより薬の特徴があり、ニキビ・肌荒れやむくみの改善、うつな気持ちを持ち上げてくれる、長期間生理を止めるなどの薬があります)そのためにはまず患者さんから丁寧にお話を伺い、薬に関して十分ご説明いたします。ご不安やご心配なことは何でも医師にお話しください。
また、当院ではLEPと同等、むしろ月経困難症に対するホルモン治療の第一選択としてジエノゲストという薬もご提案しております。
<ジエノゲストの利点:LEPとの違い>
①血栓症の心配がない
=誰でも使用できる(もちろんお母様も使用できます、親子で飲まれるケースも多いです)
②月経(生理)が来なくなる
=子宮や卵巣を守る効果が高い
③鎮痛効果が高い
④ホルモンの変動がない
=月経や月経前の不快な症状がフリーになる
⑤月経が来なくても更年期や閉経になるわけではない
=自分の女性ホルモンはやや抑えられるのみ
⑥LEPは時々使い始めのときに吐き気の副作用があるがジエノゲストは頻度が少ない
詳しくは、外来で医師までご相談ください。
月曜日、水曜日、金曜日の外来終了時間は17時30分です。学生さんが学校が終わってから、少しでも通院しやすければと思います。
※思春期の方には内診は行いません!! お話を伺い、お腹の上から行うエコー検査(超音波検査)のみです。
ご安心ください。
※LEP、ジエノゲストともに保険適応の薬剤です。
※副作用への対応はいつでも行います。
※思春期に起こる様々な症状に対して漢方薬による治療もご提案いたします。(漢方薬のみ、またはホルモン剤に漢方薬を併用など)