漢方薬で今年の暑い夏を乗り切りましょう!

まだ6月ですが、毎日大変暑い日が続いております。
そして、これから夏本番がやってきます。
そこで、当院から漢方薬のご提案です!!
(ご指導:静岡厚生病院 中山毅先生)

(1)清暑益気湯(セイショエッキトウ):暑さを清々しくし元気にする漢方
暑気あたり(いわゆる夏バテ)、暑さによる食欲不振、下痢、全身倦怠感、夏やせなどに用います。
中山先生のおすすめは、ポカリスエットを50℃に温めたものに清暑益気湯を溶かし、冷ましたものを水筒にいれて暑いときに飲みます。

(2)五積散(ゴシャクサン):冷房による体調不良を改善する
漢方

「冷たいものを摂りすぎた」 「風邪みたいに調子を崩した」 「身体が冷える」 「おなかの調子を崩してしまった」などの方に用います。
その他、腰痛・神経痛・関節痛・生理痛・頭痛などの痛み冷え症更年期障害などにも効果が期待されます。

(3)防己黄耆湯(ボウイオウギトウ):体表の気の巡りを整え、重力による水毒を取り除く漢方
「汗をかきやすい」 「下半身がむくみやすい」 「疲れやすい」 「水太りの体質」 「色白で筋肉がやわらかい」 「膝が痛い」などの方に用います。

(4)四逆散(シギャクサン)ストレスで乱れた気を整え、汗と心を静める優しい漢方
「ストレスからイライラし汗が出る」 「脇汗など局所の多汗」 「ストレスで胸がつまり痛みやすい」 「ガスがたまりおなかが痛む」 「ため息がよく出る」などの方に用います。
ストレス性の多汗症には、防己黄耆湯と併用することもあります。

ご興味がある方は、当院副院長までご相談ください。
ちなみに副院長の私は防己黄耆湯を最近飲み始めました。防己黄耆湯に限らず自分自身で様々な漢方薬を試しておりますので、味や効果など自分の体験を外来にてお話できましたらと思います。
一緒に漢方薬で今年の暑い夏を乗り切りましょう!

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