RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ」について

RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ」について💉
(㊟ 赤ちゃんではなくお母さんに接種します)

ママからおなかの赤ちゃんへの最初のプレゼント🎁

当院の接種費用:29000円(税込)

当院では、昨年9月から希望される妊婦さんに接種しております。現時点で200名以上の方が接種され、副反応などの問題はありません。
外来にてワクチンについて詳しくお話し、冊子をお渡ししますのでご一読ください。(冊子にわかりやすい説明動画がみられるQRコードがあります)
わからないことや不安に思うことがありましたら、医師になんでもご相談ください。

(1)RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染することによって起きる呼吸器感染症です。近年は流行期が定まっていません。
症状は軽い風邪から重い気管支炎や肺炎の症状まで様々ですが、特に生後6か月未満で感染すると重症化することが示されています。
最初は軽い風邪症状のみでも急速に症状が増悪し重症化することがあります。
健康に生まれてきた赤ちゃんでも、人工呼吸器による治療が必要なケースもあります。
その後の気管支喘息との関係性も指摘されています
有効な治療薬はありません。治療は基本的に症状をやわらげる対症療法が中心です。
予防が重要です!

(2)RSウイルス母子免疫ワクチン「アブリスボ」とは
アブリスボを妊婦さんに接種することで、お母さんの体内で抗体が作られて、その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに移行します。これにより、赤ちゃんのRSウイルス感染症に対する予防効果が期待されます。
生後数か月の赤ちゃんの免疫機能は未熟なため、ワクチンを赤ちゃんに直接接種しても抗体が作られにくいとされています。そこで、母子免疫(お母さんの持っている抗体を赤ちゃんが臍帯・胎盤を通じて受け取る)の仕組みを利用したアブリスボが接種できるようになりました。

(3)アブリスボ接種の対象と方法
①接種対象
妊娠24週~36週の妊婦さん
当院では32週での接種を薦めております。
②接種方法
筋肉注射

<RSウイルス感染症、母子免疫ワクチンの関連サイト>
RSウイルス感染症に関するQ&A|厚生労働省
女性を脅かす感染症 – 公益社団法人 日本産科婦人科学会

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